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港区の歴史的建築物が空中移動!

港区芝浦の旧協働会館。
もともとは芝浦花柳界で、芸者の取次ぎや遊興費の清算をする「見番」として昭和11年に建てられました。見番では箱根の湯本見番などが有名ですが、温泉街を彩る建物がまだ都内にそのまま残っていたんですね。
見番建造物としては都内に現存する唯一の木造建築物だそうです。
戦後は協働会館として港湾労働者の宿泊施設に利用され、平成21年に港区へ建物が無償譲渡されると、港区は伝統文化の継承や地域活動、交流等の拠点として活用する為に、その歴史ある建物を保存修理することを決めました。

当時のニュース映像

 

そして昨年、中央建設が受注して現在、保存工事を進めているところです。

本日は、10月31日に行われた本工事のハイライト、「曳家工事」のようすをご紹介いたします。

曳家工事とは文字通りこの建物をそのままの形で2メートル空中に揚げて、隣の土地に建物ごと曳きながら移動させるという壮大な工事です。

港区の副区長も見学会に参加され、午前10時20分より作業開始です。

古い建物ゆえ慎重にかつ安全第一で繊細な作業が求められます。

 

なかなか観られない工事風景を皆さん画像に収めています。

 

移動前。

 

ゆっくりとゆっくりとレールの上を移動していきます。

 

 

ゆっくりと    慎重に       そして…

 

約8メートル!建物がワープしました。

 

もう一度!

 

移動しています。

 

8月には建物を空中に揚げる「揚家工事」の公開見学会が催されており、その時にもたくさんの一般客が見学に訪れて珍しい工法を堪能されていました。

 

現場は、芝浦の「みなとパーク芝浦」のすぐ近くです。

世界一のメガロポリス東京のど真ん中に残された古きよき昭和レトロ。皆さんも探してみてください。そしてぜひ一度珍しい工事の様子を見学に訪れてみてください。